しらべベース / 全サイトを探すアスファルト防水工事ガイドの条件検索・比較保存範囲・台帳
アスファルト防水工事ガイド

塩ビシート防水とアスファルト防水(改質アスファルトシート)はどちらを選ぶ?

公表値では、改質アスファルトシート防水は押えコンクリート仕上げ 約17年・露出仕上げ 約13年(関東防水管理事業協同組合の公表値)、塩ビ系シート防水は押え・露出とも約13年(防水工事の耐久性総点検〔第二耐久性総プロ〕の塩ビ系 S-PV1 の標準耐用年数)で、押えコンクリート仕上げに揃えると改質アスファルト側が約4年長くなります。メーカー経年試験にもとづく推定耐用年数の幅は、改質アスファルトシートが押え 26〜38年・露出 19〜29年、塩ビ系シートが 13〜15年です。施工方法は塩ビ系シートが常温接着(トーチ・バーナー不使用)に限られるのに対し、改質アスファルトシートは熱工法・トーチ・常温粘着から選べます。

収録データで比べる(改質アスファルトシートと塩ビ系シート)

このサイトに収録している公表値を、仕上げと施工方法の軸で並べます。

項目改質アスファルトシート防水塩ビ系シート防水(シーカ Sarnafil)
標準耐用年数(公表値)押えコンクリート仕上げ 約17年・露出仕上げ 約13年(関防協の工法区分別公表値)約13年(押え/露出とも・第二耐久性総プロの塩ビ系 S-PV1)
推定耐用年数(メーカー経年試験の幅)押えコンクリート仕上げ 26〜38年・露出仕上げ 19〜29年(田島ルーフィングの経年防水層分析試験などによる推定値・関防協表の括弧値)13〜15年(第二耐久性総プロの合成高分子系シート・露出のリファレンスサービスライフ 15年との幅)
施工方法熱工法・トーチ・常温粘着の 3 系統から選択常温接着(自己粘着層・接着剤。トーチ・バーナー不使用)
仕上げ露出・押えコンクリートの両方の区分が公表露出・押えコンクリートの両方の区分が公表
㎡単価(公表のある範囲)トーチ露出密着 新築 12,900円〜・常温粘着 13,600円〜・既存層上かぶせ 14,500円〜(日新工業の設計価格表・2026年4月現在・平場)設計価格の公表が収録データに無いため比較しない

耐用年数の数字が違う理由(公表源と区分の揃え方)

2 つの公表源は出し方が違います。改質アスファルト側の数字は関東防水管理事業協同組合が工法区分ごとに公表している標準耐用年数で、押えコンクリート仕上げと露出仕上げで数字が分かれます。塩ビ系シート側は第二耐久性総プロの区分値で、塩ビ系 S-PV1 は押え/露出とも約13年です。推定耐用年数の出所も違っていて、改質アスファルト側は田島ルーフィングの経年防水層分析試験などによる推定値(関防協表の括弧値)、塩ビ系シート側は第二耐久性総プロの露出防水のリファレンスサービスライフ 15年との幅です。ウレタン塗膜との比較と同じく、比べるときは「仕上げ」の区分を揃えることが大切です。

選び方の分かれ目(施工方法と既存防水層の有無)

塩ビ系シート防水は自己粘着層や接着剤で張る常温接着で、収録しているシーカ(Sarnafil G 410-15 SA Feltback)の工法はトーチ・バーナーを使用しません。火気の使用を避けたい既存建物の改修に向く一方、施工方法の選択肢は常温接着に限られます。改質アスファルトシート防水は熱工法・トーチ・常温粘着の 3 系統があり、既存アスファルト系防水層の上から張るかぶせ用の仕様(日新 MSA-110 など)も公表されています。どちらも露出・押えコンクリートの両方の区分が公表されています。施工方法の選び方は熱工法と常温粘着の比較にまとめています。

費用の比較は公表のある範囲で

㎡単価の公表があるのは現時点で改質アスファルト側です。日新工業の設計価格表(2026年4月現在)では、トーチ工法の露出密着が新築 12,900円/㎡・保護密着 13,900円/㎡、常温粘着工法の露出密着が 13,600円/㎡、既存アスファルト系防水層の上のかぶせ(MSA-110)が 14,500円/㎡です(いずれも平場)。塩ビ系シートの設計価格は収録データに公表が無いため、単価の優劣を推定で書きません。工法別の単価一覧は費用・㎡単価のガイドにまとめています。

よくある質問

塩ビシート防水と改質アスファルトシート防水はどちらの耐用年数が長いですか?

公表値では、改質アスファルトシート防水は押えコンクリート仕上げ 約17年・露出仕上げ 約13年(関東防水管理事業協同組合の公表値)、塩ビ系シート防水は押え・露出とも約13年(第二耐久性総プロの塩ビ系 S-PV1)です。押えコンクリート仕上げに揃えると改質アスファルト側が約4年長く、露出仕上げでは同じ約13年です。推定耐用年数の幅は改質アスファルトが押え 26〜38年・露出 19〜29年、塩ビ系シートが 13〜15年です。

塩ビシート防水はトーチ(バーナー)を使わない工法ですか?

収録しているシーカ(Sarnafil G 410-15 SA Feltback)の塩ビシート工法は自己粘着層や接着剤で張る常温接着で、トーチ・バーナーを使用しません。火気を使えない現場に向きます。改質アスファルトシートでも常温粘着工法(カスタムEEなど)が同じ用途で選べ、公表単価では新築 13,600円/㎡(平場)です。

ガイド一覧

関連する面

出典: 関東防水管理事業協同組合(関防協)「塗膜/アスファルト/シート、3種類の防水工法」、一般社団法人日本防水材料協会(JWMA)アスファルト防水部会、日進工業 製品情報、田島ルーフィング 防水、一般社団法人日本ウレタン建材工業会(NUK)「防水層の標準耐用年数」、一般社団法人合成高分子ルーフィング工業会(KRK)「技術資料 シート防水層の諸性能」、東海防水改修工事協同組合「防水の技術・工法」、東和工業株式会社 建築防水の工法、ロンシール工業「国土交通省 公共建築改修工事標準仕様書|防水」(既存防水層別の改修工法と対応仕様)、七王工業株式会社(ツバメのルーフィング)防水工事用ルーフィング類・屋根下葺材、シーカ・ジャパン 建築防水カタログ(屋上防水・建築防水材)、日本建築センター(BCJ)建設技術審査証明(建築技術)「防水工法」、アールセンター ケミアスルーフ防水 標準工法一覧表(アスファルト防水常温工法)、アールセンター アスファロン防水 標準工法一覧(改質アスファルトシート防水)、サラセーヌ(SARACENU)公共建築工事標準仕様書相当 ウレタンゴム系塗膜防水工法、三ツ星ベルト 建設資材事業部 建築用防水製品 カタログ一覧、イーテック 建築用防水材 カタログ一覧表、ベターリビング(つくば建築試験研究センター)建設技術審査証明 防水技術一覧、建設技術審査証明センター 証明技術一覧(防水材)、ネオ・ルーフィング地域工業会(北海道〜九州沖縄 7 地域)会員企業名簿、関東防水管理事業協同組合(関防協)組合員名簿(関東 1 都 10 県)、東海防水改修工事協同組合 組合員名簿(東海 4 県)、関西防水管理事業協同組合(関防協・近畿 2 府 4 県)組合員表、九州防水改修工事協同組合 会員名簿(九州 7 県)、東北防水改修工事協同組合 組合加盟店名簿(東北 6 県)、中国防水改修工事協同組合 組合員・加盟店名簿(中国 5 県)、北海道防水改修事業協同組合 組合員名簿(北海道・市区町村別)、北陸防水改修工事協同組合 組合員一覧(北陸 3 県)、東西アスファルト事業協同組合 組合員名簿(8 地区・組合員と地区指定工事店)、日本セリノール防水事業協同組合 組合員名簿(7 地区・地下防水)、全国ケミアスルーフ防水協同組合 組合員名簿(5 地域)、一般社団法人日本防水工事業協会(JRCA)会員名簿(公表名簿 API)。最終更新 2026-10-27。

防水工法の一覧へ戻る